第9期フロンティア神挑戦者決定戦
2017年8月14日 Magic: The Gatheringデッキを組むということは難しいことだと実感した大会でした。
出場するはいいが、フロンティアは何もやっておらず、スタンダードも全く知らない。というか最近までマジック自体から少し離れていたので何が強いのかも知らない。
そういう状況だったので、軽く大会のレシピを見て多そう&勝ちそうなデッキをいくつか書き出して仮想敵を予想。
・赤系アグロ(赤単、アタルカレッドなど)
・サヒーリコンボ(霊気地とのハイブリッド、いわゆるBANsを含む)
・霊気池
・ジェスカイウィンズ
・雑多なミッドレンジ系
最低限これらには勝とうと考えました。
そして、何があればこれらに勝てるのかを考えた結果、削剥とプッシュは積みたいということになりました。
何故なら・・・
赤系アグロ:序盤を凌ぐ軽い除去、ライフゲイン、コプターに対するインスタント対処
サヒーリコンボ:守護フェリダーに当てれるインスタント除去or本体火力、カウンターやハンデス
霊気池:アーティファクト破壊を挟んだ後にゲームを速やかに終わらせる。もしくはカウンターハンデス
ジェスカイウィンズ:テンポのいい除去。特にカマキリに対する対処。
雑多なミッドレンジ:アドバンテージやカードパワーで負けないこと。
こう考えると、プッシュと削剥は広い範囲を見れる除去だと思えたからです。
そうやって考えているうちに、いつの間にか削剥とプッシュが積めるコントロールに。
プッシュ、削剥、闇の掌握でテンポよく除去していき、アドバンテージも過ぎ去った季節で取り戻す、ジャンドシーズンパストなるデッキが完成。
ジャンド霊気池を作って、そこに闇の誓願と季節が入り始めてデッキが歪み始めた挙句霊気池が抜けたという迷走をしただけ。
無謀にもフロンティア平日大会へ。
スゥルタイ霊気池:×〇×
赤黒ドラゴン:〇××
王神の贈り物:××
ですよねー。
僕は今までマジックで一からデッキを組んだことがないので今回が初めてのデッキづくりになるわけだったのですが、問題点が出るわ出るわ。
霊気池には想定通りエムラクールのハードキャストで負ける。失われた遺産は打ったものの、宣言はウラモグだったので無事死亡。
赤黒ドラゴンとやってる当たりで土地23が少なすぎることに気付き、、、
さらに王神の贈り物に対してはロクにカウンターも墓地対策もないから相手が楽に動けるわ、出てきたサイが除去れないことに気付く。
要はデッキとして成り立っていない紙束を作ってしまいました。
その後もスゥルタイやアブザンのシーズンパストを考えてましたが、どれもしっくりこず。
スゥルタイを触ってる当たりで、アドバンテージを稼ぐならディグで十分だよなーと思い始めたため、青を触ることに。そして削剥も使いたいから赤も入ってグリグシスカラーに。
ディグを持っていないなー買わないといけないのめんどいなーと思いながら昔のストレージを漁っていたら、前にマジックを始めようとして一度やめたときに組んでいた青黒ドラゴンの残骸が出てくる。
今のドラゴンって、確か栄光をもたらすものが居たよな・・・ものすごく強い氷瀑の執政のようなものだし、ゲームを決定づけるだけのスペックもある。プレインズウォーカーを即座に殴りながら盤面に触ることだってできる。ドラゴンボーナスと組み合わせたら最強では・・・?
こうして、グリグシスドラゴンを使うことを決める。
土地:26枚
1:《島/Island》
2:《沼/Swamp》
2:《山/Mountain》
3:《燻る湿地/Smoldering Marsh》
3:《窪み渓谷/Sunken Hollow》
4:《汚染された三角州/Polluted Delta》
4:《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
4:《尖塔断の運河/Spirebluff Canal》
3:《さまよう噴気孔/Wandering Fumarole》
クリーチャー:7枚
1:《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk》
2:《龍王シルムガル/Dragonlord Silumgar》
4:《栄光をもたらすもの/Glorybringer》
スペル:27枚
3:《シルムガルの嘲笑/Silumgar’s Scorn》
1:《否認/Negate》
4:《時を越えた探索/Dig Through Time》
4:《致命的な一押し/Fatal Push》
2:《強迫/Duress》
2:《究極の価格/Ultimate Price》
1:《忌呪の発動/Foul-Tongue Invocation》
1:《残忍な切断/Murderous Cut》
4:《削剥/Abrade》
2:《光輝の炎/Radiant Flames》
1:《焼けつく双陽/Sweltering Suns》
2:《破滅の刻/Hour of Devastation》
サイドボード
2:《チャンドラの敗北/Chandra’s Defeat》
1:《焙り焼き/Roast》
1:《光輝の炎/Radiant Flames》
1:《究極の価格/Ultimate Price》
1:《忌呪の発動/Foul-Tongue Invocation》
2:《苦い真理/Painful Truths》
2:《ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet》
1:《否認/Negate》
2:《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》
2:《没収の曲杖/Crook of Condemnation》
作ってて思ったこと。
「あれ、マナベースが意外と難しいぞ?」
削剥を序盤で打つ(序盤で打てないとコプターをテンポよく除去できない)、栄光をもたらすもの、各種リセットのために赤マナを序盤に用意しないといけない。
が、同時に青青を要求するシルムガルの嘲笑もなるベく早めに構えたい。
しかし、黒も序盤で用意する必要があるのでかなりマナベースに無理がある。
仕方なく黒黒を要求する闇の掌握を諦め、土地を26にまで増やし、シルムガルの嘲笑も減らし・・・という具合になってしまった。
サイドも、本来なら本質の摘出を取ってアタルカレッドに対する枠としたかったが、闇の掌握と同じ理由であきらめる羽目に。(代わりに忌呪の発動をメインサイドに取っている)
とはいえ、メインコンセプトである栄光をもたらすものを活躍させるデッキという部分はしっかりしているはずなので、ジャンドシーズンパストと違いデッキは成り立っていると信じてこれで臨むことに。
(あとあとになって、この時に赤そのものを諦めろよと自分自身にツッコミを入れる羽目になる。)
一回戦 アタルカレッド ×〇×
二回戦 ダークジェスカイコントロール 〇××
結果ボロボロ。
削剥はテンポよくコプターを除去できるものの、別に特筆すべき強さじゃなかったし、赤が入ることによるマナベースの悪さが敗因となってしまった。(敗因は土地3枚で止まってしまってたことだったが、一枚が青ならディグを打てたために巻き返せる可能性があった。)
2回戦はほとんどミラーマッチという具合だったが、サイドの採択ミスが問題となった。こちらは苦い真理を採用していたが否認や蛮行、強迫に引っかかって打たせてもらえなかったが、相手はゴンティだったためこちらの同類カードに引っかからずにこちらの強力なカード(栄光をもたらすもの強すぎ!)をもらわれてしまって負けることになった。相手が数枚上手ですね。
マナベースの作り方やカード採択など、デッキ構築で失敗した点が多く、勉強になったと同時に未熟さを思い知りました。
優勝した松田さんのデッキはこのデッキの完全上位互換という感じがします。
僕が赤を取った本来の理由は削剥を取りたかったということだけど、よくよく考えたらコプターはほかのインスタント除去でも(掌握でも)いいし、霊気池はほかの要素で有利が取れる。
全体除去を取りたいなら黒にも鞭打つ触手や衰滅があるから赤を取る理由にはならない。
本来の目的は削剥を取ることではなく、アタルカレッド、サヒーリ、霊気池、雑多なミッドレンジすべてに有利を取ることだったはずである。僕はそこを見失っていました。
松田さんのデッキを見てみると、対アグロには本質の摘出や才気ある霊気体の分だけ赤を取らない時よりむしろ耐性が上がっている。
対霊気池や対サヒーリも各種カウンターが存在するので不利ではないだろう。
雑多なミッドレンジに対しては探査ドローによるアドバンテージゲームに持ち込めれば有利を取れるはず。つまり、最適解はこちらのデッキ・・・
レベルの違いを思い知らされました。
経験もノウハウもカード知識も全く違うので、僕が何を課題にしていけばいいのか全く分かってないわけですが、フロンティアという環境はデッキを作るという行為の練習にぴったりだと思うので、今後も練習がてらフロンティアでデッキを構築することを継続しようと思います。
次のフロンティア神に向けて、頑張ります
出場するはいいが、フロンティアは何もやっておらず、スタンダードも全く知らない。というか最近までマジック自体から少し離れていたので何が強いのかも知らない。
そういう状況だったので、軽く大会のレシピを見て多そう&勝ちそうなデッキをいくつか書き出して仮想敵を予想。
・赤系アグロ(赤単、アタルカレッドなど)
・サヒーリコンボ(霊気地とのハイブリッド、いわゆるBANsを含む)
・霊気池
・ジェスカイウィンズ
・雑多なミッドレンジ系
最低限これらには勝とうと考えました。
そして、何があればこれらに勝てるのかを考えた結果、削剥とプッシュは積みたいということになりました。
何故なら・・・
赤系アグロ:序盤を凌ぐ軽い除去、ライフゲイン、コプターに対するインスタント対処
サヒーリコンボ:守護フェリダーに当てれるインスタント除去or本体火力、カウンターやハンデス
霊気池:アーティファクト破壊を挟んだ後にゲームを速やかに終わらせる。もしくはカウンターハンデス
ジェスカイウィンズ:テンポのいい除去。特にカマキリに対する対処。
雑多なミッドレンジ:アドバンテージやカードパワーで負けないこと。
こう考えると、プッシュと削剥は広い範囲を見れる除去だと思えたからです。
そうやって考えているうちに、いつの間にか削剥とプッシュが積めるコントロールに。
プッシュ、削剥、闇の掌握でテンポよく除去していき、アドバンテージも過ぎ去った季節で取り戻す、ジャンドシーズンパストなるデッキが完成。
無謀にもフロンティア平日大会へ。
スゥルタイ霊気池:×〇×
赤黒ドラゴン:〇××
王神の贈り物:××
ですよねー。
僕は今までマジックで一からデッキを組んだことがないので今回が初めてのデッキづくりになるわけだったのですが、問題点が出るわ出るわ。
霊気池には想定通りエムラクールのハードキャストで負ける。失われた遺産は打ったものの、宣言はウラモグだったので無事死亡。
赤黒ドラゴンとやってる当たりで土地23が少なすぎることに気付き、、、
さらに王神の贈り物に対してはロクにカウンターも墓地対策もないから相手が楽に動けるわ、出てきたサイが除去れないことに気付く。
要はデッキとして成り立っていない紙束を作ってしまいました。
その後もスゥルタイやアブザンのシーズンパストを考えてましたが、どれもしっくりこず。
スゥルタイを触ってる当たりで、アドバンテージを稼ぐならディグで十分だよなーと思い始めたため、青を触ることに。そして削剥も使いたいから赤も入ってグリグシスカラーに。
ディグを持っていないなー買わないといけないのめんどいなーと思いながら昔のストレージを漁っていたら、前にマジックを始めようとして一度やめたときに組んでいた青黒ドラゴンの残骸が出てくる。
今のドラゴンって、確か栄光をもたらすものが居たよな・・・ものすごく強い氷瀑の執政のようなものだし、ゲームを決定づけるだけのスペックもある。プレインズウォーカーを即座に殴りながら盤面に触ることだってできる。ドラゴンボーナスと組み合わせたら最強では・・・?
こうして、グリグシスドラゴンを使うことを決める。
土地:26枚
1:《島/Island》
2:《沼/Swamp》
2:《山/Mountain》
3:《燻る湿地/Smoldering Marsh》
3:《窪み渓谷/Sunken Hollow》
4:《汚染された三角州/Polluted Delta》
4:《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
4:《尖塔断の運河/Spirebluff Canal》
3:《さまよう噴気孔/Wandering Fumarole》
クリーチャー:7枚
1:《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk》
2:《龍王シルムガル/Dragonlord Silumgar》
4:《栄光をもたらすもの/Glorybringer》
スペル:27枚
3:《シルムガルの嘲笑/Silumgar’s Scorn》
1:《否認/Negate》
4:《時を越えた探索/Dig Through Time》
4:《致命的な一押し/Fatal Push》
2:《強迫/Duress》
2:《究極の価格/Ultimate Price》
1:《忌呪の発動/Foul-Tongue Invocation》
1:《残忍な切断/Murderous Cut》
4:《削剥/Abrade》
2:《光輝の炎/Radiant Flames》
1:《焼けつく双陽/Sweltering Suns》
2:《破滅の刻/Hour of Devastation》
サイドボード
2:《チャンドラの敗北/Chandra’s Defeat》
1:《焙り焼き/Roast》
1:《光輝の炎/Radiant Flames》
1:《究極の価格/Ultimate Price》
1:《忌呪の発動/Foul-Tongue Invocation》
2:《苦い真理/Painful Truths》
2:《ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet》
1:《否認/Negate》
2:《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》
2:《没収の曲杖/Crook of Condemnation》
作ってて思ったこと。
「あれ、マナベースが意外と難しいぞ?」
削剥を序盤で打つ(序盤で打てないとコプターをテンポよく除去できない)、栄光をもたらすもの、各種リセットのために赤マナを序盤に用意しないといけない。
が、同時に青青を要求するシルムガルの嘲笑もなるベく早めに構えたい。
しかし、黒も序盤で用意する必要があるのでかなりマナベースに無理がある。
仕方なく黒黒を要求する闇の掌握を諦め、土地を26にまで増やし、シルムガルの嘲笑も減らし・・・という具合になってしまった。
サイドも、本来なら本質の摘出を取ってアタルカレッドに対する枠としたかったが、闇の掌握と同じ理由であきらめる羽目に。(代わりに忌呪の発動をメインサイドに取っている)
とはいえ、メインコンセプトである栄光をもたらすものを活躍させるデッキという部分はしっかりしているはずなので、ジャンドシーズンパストと違いデッキは成り立っていると信じてこれで臨むことに。
(あとあとになって、この時に赤そのものを諦めろよと自分自身にツッコミを入れる羽目になる。)
一回戦 アタルカレッド ×〇×
二回戦 ダークジェスカイコントロール 〇××
結果ボロボロ。
削剥はテンポよくコプターを除去できるものの、別に特筆すべき強さじゃなかったし、赤が入ることによるマナベースの悪さが敗因となってしまった。(敗因は土地3枚で止まってしまってたことだったが、一枚が青ならディグを打てたために巻き返せる可能性があった。)
2回戦はほとんどミラーマッチという具合だったが、サイドの採択ミスが問題となった。こちらは苦い真理を採用していたが否認や蛮行、強迫に引っかかって打たせてもらえなかったが、相手はゴンティだったためこちらの同類カードに引っかからずにこちらの強力なカード(栄光をもたらすもの強すぎ!)をもらわれてしまって負けることになった。相手が数枚上手ですね。
マナベースの作り方やカード採択など、デッキ構築で失敗した点が多く、勉強になったと同時に未熟さを思い知りました。
優勝した松田さんのデッキはこのデッキの完全上位互換という感じがします。
僕が赤を取った本来の理由は削剥を取りたかったということだけど、よくよく考えたらコプターはほかのインスタント除去でも(掌握でも)いいし、霊気池はほかの要素で有利が取れる。
全体除去を取りたいなら黒にも鞭打つ触手や衰滅があるから赤を取る理由にはならない。
本来の目的は削剥を取ることではなく、アタルカレッド、サヒーリ、霊気池、雑多なミッドレンジすべてに有利を取ることだったはずである。僕はそこを見失っていました。
松田さんのデッキを見てみると、対アグロには本質の摘出や才気ある霊気体の分だけ赤を取らない時よりむしろ耐性が上がっている。
対霊気池や対サヒーリも各種カウンターが存在するので不利ではないだろう。
雑多なミッドレンジに対しては探査ドローによるアドバンテージゲームに持ち込めれば有利を取れるはず。つまり、最適解はこちらのデッキ・・・
レベルの違いを思い知らされました。
経験もノウハウもカード知識も全く違うので、僕が何を課題にしていけばいいのか全く分かってないわけですが、フロンティアという環境はデッキを作るという行為の練習にぴったりだと思うので、今後も練習がてらフロンティアでデッキを構築することを継続しようと思います。
次のフロンティア神に向けて、頑張ります
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